ソーラーリターン

毎年、太陽が出生位置に戻った瞬間のチャートで、次の一年のテーマを読みます。 その年の雰囲気に答えるもので、特定の日の出来事ではありません。
そもそも何か
ソーラーリターンとは、毎年、太陽が出生時の正確な度数に戻る瞬間. (実際には誕生日の前後一日以内) に作成するチャートのこと。占星師はこれを、次の誕生日までの一年の地図として読む。太陽自身はいつもネイタルの太陽と同じ星座・同じ度数にいるが、周りのすべては新しい。新しいライジングサイン、新しいハウスの位置、新しい惑星の配置。
特定の出来事の予定表というより、これから来る一年の全体的なムードのスナップショットだと思うといい。ソーラーリターンは、どの生活領域がスポットライトを浴びるか、どんなテーマが注目を求めてきそうか、そして一年が進むなかで自分が採りそうな態度を示す。西洋占星術の古典的な予測ツールの一つで、中世の技法にルーツがある。
どう読むか
まず二つを見る。リターンのアセンダントと、太陽が入っているハウスだ。アセンダントは、その年をどんな眼鏡で迎えるか. (自分が採る調子) を表す。太陽のハウスは焦点となる生活領域だ。第十ハウスの太陽はキャリアと社会的地位に寄り、第四ハウスの太陽は家庭とルーツに寄る。次に、アングル(主要角度)の近くにいる惑星に注目する。それがその年のいちばん大きなテーマになるからだ。
リターンの月は感情的な天気を運ぶ。月の星座が感情の味わい、月のハウスが安心を求める場所、あるいは変化をいちばん強く感じる領域になる。最後に、リターンチャートをネイタルチャートに重ねて見る。リターンの惑星がネイタルの惑星に重なると、そのネイタルのテーマが一年間アクティブになる。このチャートは誕生日の近くがもっとも強く、次のリターンが近づくにつれて薄れていく。覚えておこう。
実際にはどういうことか
誕生日をどこで迎えるかは重要だ。ソーラーリターンは出生地ではなく、その日にいるところの場所で作られる。だから別のタイムゾーンで誕生日を過ごすと、アセンダントやハウスがまるごと変わりうる。わざと旅行して一年を"組み直す"占星師もいる。よくある間違いは、リターンを出来事の固定台本として扱うこと。これはテーマ. (その年が何についての年か) として読むほうがしっくりくる。細部は自分の選択が書いていくのだから。
どうつながるか
ソーラーリターンは、トランジットやプログレッションを置き換えるのではなく、それらと並行して働く。トランジットは一年のなかの日々のタイミングを与え、プログレッションは内面の展開を描き、リターンは一年を全体として枠づける。必ずネイタルチャートの上に重ねて読むもので、単独では読まない。特定の十二か月の間に、ネイタルのどの可能性が強調されるかを示すだけだからだ。