✦ 占星用語集

ハウス

チャートを12に分けた生活領域。それぞれのハウスが人生のあるテーマを司る。 ハウスは"人生のどの領域で起きるか"を示し、星座の"どう起きるか"と補い合います。

ハウス分布図
J2000 基準チャートの10天体が12ハウスにどう分布するか。

そもそも何か

ハウスとは、ネイタルチャートを十二に区切ったセクションで、それぞれが人生の一つの領域を担う。星座が"惑星がどんなふうに表現されるか"を教え、惑星が"何が表現されているか"を教えるなら、ハウスは"それがどこで起こるか". つまり舞台を教える。第一ハウスは自己と外見、第二ハウスはお金と価値観、第三ハウスはコミュニケーションと兄弟姉妹。そこからパートナーシップ、仕事、そして人生のより奥まった領域へと続いていく。

ハウスは地球の自転と、生まれた正確な時刻と場所に結びついている。だから正確な出生時刻がこんなに重要なのだ。アセンダント. (生まれた瞬間に東の地平線に昇っていた星座) が第一ハウスの始まりで、そこからハウスはチャートの周りを反時計回りに並ぶ。どのチャートにも十二のハウスは全部ある。変わるのは、そこに入る星座と惑星だ。

どう読むか

ハウスを読むには、まず第一ハウスの始まりを示すアセンダントを探す。そして各ハウスのカスプ(境界線)にどの星座が乗っているかに注目する。その星座が、その生活領域の進み方を彩る。どの惑星がどのハウスに入っているかも見る。ハウス内の惑星は、その領域で何が動いているかを示す。たとえば金星が第十ハウスにあれば、魅力や美的センス、人間関係の仕事が、キャリアや公の場で展開することを指す。

ハウスシステムについて一言。システムによって空の切り方が違うので、同じチャートでもアプリが違えば見た目が変わる。ホールサイン方式は各ハウスに一つの星座を丸ごと割り当て、伝統占星術でよく使われる。現代西洋占星術でいちばん広く使われるプラシーダス方式は、ハウスの大きさが不均等になる。イコール方式はアセンダントから各ハウスをきっちり30度ずつにする。"これが正解"という方式は一つではない。一つ選んで、一貫して読むことだ。

実際にはどういうことか

ハウスは"これは人生のどこに現れるのか"という実用的な問いに答えてくれる。惑星の星座がスタイルを表し、ハウスが実際の舞台. (仕事、お金、家庭、人間関係) を表す。よくある誤解は"空のハウスはその領域が重要でない"というもの。そんなことはない。単にそこに惑星がなくて強調が足されていないだけだ。カスプの星座と、そのハウスの支配星がちゃんと物語を語ってくれる。もう一つ知っておきたいのは、向かい合うハウスはバランスを求める軸をなすこと。自己の第一ハウスとパートナーシップの第七ハウスのように。

どうつながるか

ハウスはチャート全体をひとつに結びつける。アセンダントは第一ハウスを始め、MC(天頂)は第十ハウスの頂点に位置してキャリアの角度を刻む。その反対側にディセンダントとIC(天底)ができ、この四つがチャートのメインアングルだ。ハウスの支配星. (各ハウスのカスプにある星座を支配する惑星) はハウス同士を結びつけ、支配星の状態がそのハウスの物語の進み方を表す。異なるハウスにある惑星同士のアスペクトは、人生の領域どうしの相互作用を示す。